インサイド・アウトの考え方
なにかを習得したり能力を伸ばしたいと考えた時に
「どうしたらそんなにうまくいくのですか?コツを教えてください」
と問う人が後を絶たない。
こういう人たちは、その考え方自体があまり有効でないことに気づいていない。
分かりやすく言うと...
いまの問題点を努力なしにパッと解決する方法をおしえてほしい
ということなのだ。
実際にこの要望に応える応急処置的な方法があったりするのだが
それでは根本的な解決には至らない。
骨折している人が「痛い」と言っていたから痛み止めを飲ませた
というようなものだ。
本来は骨の形状をもとに戻し、固定して、時間をかけて治療を続けるべきで
あることは誰もが分かっている。
表面の傷や急性の痛みは一時的に取り除くことが出来たとしても
遅かれ早かれ別の急性症状が現れることになる。
差し迫った問題に対症療法で誤魔化し続けているうちに、
原因となっている病巣は悪化し続けるばかりだ。
勉強をするときには、インサイド・アウトの考え方が必要になる。
内側を変えて、出てくる結果を変化させる。
割合や分数の基本的な考え方が分かってないのに、
『く・も・わの公式(?)』や『み・は・じの公式(?)』でバッチ処理をするのは
問題を先延ばしにしているだけである。
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