少人数クラスで何をめざすか
同じ点数でも暗記と理解では差が出る
同じ点数を取れたとしても、どのようにインプットしてアウトプットするのかが大切です。
覚え方が理解を伴わない暗記だと、その場では結果がでても後につながりません。テスト勉強をしてテストはクリアしたけれど、終わってみると何も覚えてないなんてことがあります。
僕たちは1人ずつの解法とそれを導いた頭の中を知りたいのです。
そして理解して暗記するという思考に導くことを目指しています。
怠惰と勤勉のはざまでがんばるコツ
人間には「怠ける気持ち」と「勤勉さ」の2つの性質が同居しています。
勉強することに価値があると分かっていても怠けてしまいます。自制心と向上心でそれを乗り越えられればいいのですが...
そこでは仲間の存在が大切になります。「あの子が宿題をやってこられるなら自分もできるかもしれない」と指標になったり、誰かが分からなかったときにはお互いに教えあって理解をすすめたりもできます。他人との競争を通じて、自制心や忍耐力を鍛えていくこともできます。
最終的には「他人」との勝負ではなく「自分」の怠惰に打ち勝って成功する心の強さが必要なのですが...その手助けに仲間の存在は大きな支えとなります。

平均点からの脱却に必要なこと
理解して暗記、イメージして暗記、それとも呪文のような暗記?
平均点くらいの点数で停滞してしまうということは、必ず過去の分野に穴があります。
テスト範囲になっている現在の進度だけをいくら勉強しても、理解しての定着にはなりません。
理解なしの暗記で誤魔化していては次の分野に進むごとに苦しくなっていきます。
もちろん暗記することも大切ですが、どこを丸暗記するのか切り分けて進めたいですね。
イーズの授業はそんな子たちに向けて、先取りをせずに、学校の進度と同じか、
やや遅いペースで授業をし、過去の分野も取り入れて学習を進めていきます。
必要ならば小学校の内容から勉強しなおすこともします。
例えば数学の場合には、小学校の算数からやり直すことで「文章題」を解く力が養われます。
実は文章題ができない理由が算数の「割合」や「比の考え方」にあったり、
暗記してはいけないところを暗記で誤魔化してしまっていたりするのです。
こうして過去からさかのぼって勉強していくことで、「これから」の勉強が徐々にやりやすくなっていくのです。

質問をしやすくする工夫
授業中の疑問はその場で解決。
授業外もいつでも質問できる環境です。
質問はした数だけ理解につながります。
子どもたちの「どうしてそうなるの?」や「聞き逃したからもう1度お願い」は前進への第一歩です。
授業中の疑問はすぐその場で解決、自分でも気づかないミスはぼくたちが指摘します。
また、授業外でも疑問が生じたときに、すぐに聞きに来られるように職員室をオープンスペースにしています。
職員室に入りづらい経験ってありませんでしたか?
「ドアを開ける」動作があるだけで、行くのをためらってしまいました。
イーズでは教室以外にドアがありません。だから子どもたちはいつでもどこでも疑問を解決することができます。
授業後の夜まで質問OKです。疑問を残さず帰ることが伸びる条件です。